気をつけてほしい、ボンディング加工
2018.12.21
こんにちは。急に寒くなりました。急遽、冬物のお洋服を出されたり、買われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、お洋服の中には、必ずしも洗えるとは言えないものがあります。そのうちの一つ、ボンディング加工をご説明させていただきます。
ボンディング加工とは?
2枚の異なる布と布とをくっつけて、1枚の布にする加工法のことです。コート類に見かけることが多いですね。ハリがあってスッキリ見えるうえに、裏表の生地が違うので、おしゃれに一役買うこともあります。
しかしこのボンディング加工、縫っているのではなく、あくまで張り合わせているだけなので、2~3年すると剥がれてきてしまいます。接着剤が浮き出てシミになってしまうこともあります。
どれがボンディング加工?
品質表示に「ボンディング加工」と書かれているとわかりやすいのですが、そう書かれていないものあります。「布と布とを張り合わせてあります」など書かれていることもあります。もしわからなければ、店員の方に聞いてみると良いでしょう。
どうやってお手入れしよう?
着剤が剥がれて生地が浮いてしまったり、接着剤がシミとして浮き出てしまうのは劣化によるもの。気をつけて洗っても、どうしても起きてしまうので、クリーニング屋さんによってはお預かりをお断りしています。
そんな時はご自宅でお手入れをしましょう。
濡らした柔らかいタオルを固く絞り、丁寧に拭いてあげてください。
今度は乾いた柔らかいタオルで拭き、風通しの良いところで2・3日~1週間ほど干してください。その際、必ず陰干しで干してください。日光に当ててしまうと、それがダメージとなり、色あせなどの原因になってしまいます。必ず、陰干しですよ!
まとめ
気に入ったお洋服は、長く着ていきたいですよね。
そのためにも、買う時とお手入れ時には品質表示を見てみてください。そして、ボンディング加工と書かれていた場合は、無理に洗わず、風通しの良い場所で陰干ししてあげてください。適切なお手入れをして、良いウィンターライフをお過ごしください。
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おしゃ子
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